Tuesday, May 01, 2018 11:11 AM

板門店開催案、急浮上 初の米朝首脳会談

 トランプ大統領は4月30日、米朝首脳会談の成功に自信を示し、韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店の非武装地帯(DMZ)での開催案を「気に入っている」として、積極的に検討していることを明らかにした。韓国の文在寅大統領を通じ、北朝鮮と連絡を取っていると述べた。史上初の米朝首脳会談を、南北分断の象徴である場所で開く案が急浮上した。

 CNNテレビは、文氏が板門店開催について北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を説得したと報道。トランプ氏はナイジェリアのブハリ大統領との会談後の共同記者会見で「シンガポールを含むさまざまな国」も依然検討していることも指摘した。

 韓国大統領府関係者は、トランプ氏が4月28日の文氏との電話会談で、板門店の開催案を議論したことを明らかにし「新たな平和の里程標を立てる場所として、相当な意味がある」と板門店開催の意義を強調した。(共同)