Wednesday, May 02, 2018 11:30 AM

「袋に着替え入れ泳いだ」 脱走受刑者が供述、愛媛

 松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から受刑者の平尾龍磨容疑者(27)が脱走し、広島市で逮捕された事件で、平尾容疑者が、広島県尾道市の向島から本州側へ渡った際の状況を「ポリ袋に着替えを入れ、必死に泳いだ。流れが強く、寒かった」と供述していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。

 平尾容疑者は「4月24日夜、雨の中を上下とも下着姿で泳いで渡り、1時間くらいかかった」とも話しており、愛媛県警は供述の裏付けを進めている。

 「他の受刑者から嫌がらせを受けた」「刑務官に受刑者間のリーダーにさせてもらえなかった」という趣旨の供述をしていることも判明。潜伏先の向島北部の別荘からは、「刑務官にいじめられた」などと刑務所での不満を記した手書きの長文のメモが見つかった。(共同)