Wednesday, May 02, 2018 11:33 AM

石油採掘の技術開発支援へ 日本財団、米団体と連携

 日本財団は1日、日本企業による海洋での石油・天然ガス生産を後押しするため、採掘や生産に関する技術開発に取り組む日本の企業や大学に、米国の非営利団体と連携して4年間で1000万ドル(約11億円)規模の資金支援をすると発表した。

 世界の石油・天然ガス生産量の約3割は海洋で採掘されるが、日本には海洋開発に関する技術の蓄積が不足しているとされる。人口増などで世界的にエネルギー需要が増える中、技術開発を支援して日本企業による海洋開発の基盤を整える。

 日本財団と協力する米団体は、米石油大手シェブロンやブラジルのペトロブラスなど世界的な石油会社が共同で技術開発するために設立した「ディープスター」。日本の技術者がディープスターに参加する企業などと共同で技術開発する枠組みを新たにつくる。(共同)