Wednesday, May 02, 2018 11:34 AM
首相、中東和平へ積極貢献 イスラエルと自治政府に
安倍晋三首相は1日午後(日本時間2日未明)、パレスチナ自治政府のアッバス議長とヨルダン川西岸ラマラの議長府で会談した。2日昼(同2日午後)にはイスラエルのネタニヤフ首相とエルサレムの首相府で会談。いずれも中東和平問題は当事者間の交渉による解決が重要だと指摘し、日本が積極的に貢献する決意を伝達した。
トランプ政権はエルサレムをイスラエルの首都と認定しており、和平交渉への悪影響が懸念される。安倍首相はアッバス氏に、イスラエル・テルアビブの日本大使館の移転は考えていないと明言。「和平実現には米国の役割も不可欠だ」として、米国から提案があれば交渉に応じるよう求めた。食糧支援として1000万ドル(約11億円)の拠出方針も表明した。
アッバス氏は「和平実現に向けた日本の役割に期待する」と応じた。(共同)
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