Thursday, May 10, 2018 11:05 AM

ビッグ・データ解析が不動産業界に与える恩恵

 不動産業界は、ビッグ・データ解析技術の導入に成功した業界の一つといえる。たとえば、不動産仲介業者はそれによって正確かつ迅速な意思決定が可能になり、過去にない水準で個々の顧客ごとにカスタマイズしたソリューションの提供を実現した。

 アイリッシュ・テック・ニュースは、ビッグ・データ解析が不動産業界で今後さらに活用されるのにともない、同業界にもたらされる恩恵を下記5つの分野に分類した。

1)財務管理:不動産資産のリスクについてすぐれた洞察が得られるようになり、財務管理の意思決定過程が大幅に簡素化される。また、これから建設される建物や住宅の価値をビッグ・データ解析によって正確に予想したり、投資を検討したりする際の意思決定にも解析結果が役立つ。

2)不動産評価:不動産評価額は、銀行が融資を決定する際の与信判断にとって必要不可欠の情報の一つ。都市や新興住宅地地域の急拡大の結果、評価作業が複雑さを増しているため、ビッグ・データ解析を取り入れることで、評価にかかる時間を大幅に短縮でき、評価精度も向上すると期待される。

3)不動産保険:不動産保険会社は、住民がどのような保険を必要とするかを地域ごとに予想し、それぞれの地域の特性や物件、所有者に合致した保険内容を策定できるようになる。

4)販促活動の効率化:ビッグ・データ解析によって潜在顧客の行動や市場動向、成約要因を予測できるようになり、的を絞った効果的な販促活動が可能になる。

5)資金洗浄防止:資金洗浄が疑われる不動産投資活動を速やかに発見し、その痕跡を詳細に把握することが可能になる。

https://irishtechnews.ie/how-big-data-helps-in-real-estate-analysis/