Thursday, May 10, 2018 11:23 AM

対北朝鮮で情報共有強化 日米首脳、非核化へ連携

 安倍晋三首相は10日、トランプ大統領と電話会談し、近く開かれる見通しの米朝首脳会談をにらみ、北朝鮮対応で緊密連携を確認した。日本政府は米国との情報共有を強化。北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の実現へ、国際世論の喚起にも努める構えだ。

 電話会談で首相は、9日に東京で開催した日中韓首脳会談の概要を説明。トランプ氏は北朝鮮問題を巡る日本の役割は重要だと指摘した上で「(日本は)ビッグプレーヤーだ」と述べた。

 北朝鮮問題で日米は、核に加えて生物・化学を含む全ての大量破壊兵器や、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全廃棄を要求している。菅義偉官房長官は10日の記者会見で、電話会談でこの方針を確認したと明かし「米朝首脳会談を通じ、北朝鮮に具体的行動を求めていく」と強調した。(共同)