Tuesday, August 16, 2016 10:38 AM

空港検査の精度アップ 最新CT機器、羽田で

 国土交通省は16日、最新のコンピューター断層撮影(CT)技術を使った検査機器を2017年度に羽田空港で試験導入し、手荷物検査の精度やスピードを向上させる方針を固めた。訪日外国人客の増加に対応し、20年の東京五輪・パラリンピックに向け、他空港にも広げる。

 エックス線で360度の方向から撮影した画像を解析することで、性能がアップ。危険物を自動的に検知でき、液体爆発物などの発見が容易になる。乗客は搭乗前の保安検査で、かばんからパソコンやペットボトルなどを取り出してトレーに載せる必要がなくなる。

 現在は検査員がエックス線画像を見て危険物の有無を判断しているが、その手間が省け、業務を効率化できる。(共同)