Friday, May 18, 2018 10:57 AM

日本は「重要パートナー」 北朝鮮巡る経済協力で期待

 韓国の趙明均統一相は18日、共同通信との単独会見に応じ、北朝鮮の非核化が実現すれば、日本は北朝鮮から中国、ロシア両国までを含めた文在寅政権の経済圏構想「朝鮮半島新経済地図」の実現に向けた「重要なパートナーになる」と述べ、日本の参加に強い期待を示した。日米両国と北朝鮮の国交正常化が実現すれば、同構想と永続的な非核化実現の土台になるとの考えも示した。

 韓国の主要閣僚が4月の板門店での南北首脳会談以降、海外メディアと会見するのは初めて。趙氏は南北首脳会談に随行し、閣僚級会談の首席代表としても北朝鮮高官との交渉に当たってきた。

 新経済地図は文大統領が就任前から掲げてきたが、北朝鮮の核開発に伴う国際社会の制裁の影響で進展していない。趙氏によると、首脳会談で金正恩朝鮮労働党委員長にこの構想を発表資料作成ソフトで説明しようと準備したが時間が足りず、資料をUSBメモリーに入れ金氏に提供した。北朝鮮側は鉄道や道路連結に関心を示したという。(共同)