Monday, May 21, 2018 10:36 AM

登山家の栗城さん遭難死 エベレストから下山中

 世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂を目指していた登山家の栗城史多さん(35)=北海道今金町出身=の事務所は21日、栗城さんが遺体で発見されたと明らかにした。ネパール山岳関係者によると、登頂をいったん断念し、下山する途中で遭難、死亡したという。死因など詳しい状況は不明。

 事務所によると、栗城さんは2004年の北米デナリ(旧称マッキンリー)を皮切りに6大陸の最高峰を制覇。09年からエベレスト登頂に挑戦したが、いずれも失敗した。12年の挑戦では、凍傷で手の指9本の大部分を失った。

 今回は8回目の挑戦で、自身のフェイスブックで栗城さんは12日、エベレストのベースキャンプを出発したと投稿。「苦しみも困難も感じ、感謝しながら、登ってます」と伝えた後の21日「体調が悪く、7400メートル地点から下山することになりました」と報告していた。(共同)