Friday, June 01, 2018 11:11 AM

金氏側近、大統領と会談へ 米首都で親書手渡し

 ポンペオ米国務長官は5月31日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の側近、金英哲党副委員長が首都ワシントンを訪問すると明らかにした。ニューヨークで英哲氏と会談した後の記者会見で語った。トランプ米大統領と6月1日に会談し、正恩氏の親書を手渡す。ポンペオ氏は、北朝鮮の非核化手順が最大の焦点となる米朝首脳会談の実現へ「正しい方向に進んでおり、大きな前進があった」と明言した。

 史上初の米朝首脳会談が実現する公算が大きくなった。米政府高官は親書について「封印されていると理解している」と述べ、事前に内容を把握していないと説明した。トランプ氏は、ロイター通信のインタビューで「親書を読むのを楽しみにしている」と述べた。

 トランプ氏は1日午後1時(日本時間2日午前2時)、英哲氏と会談したばかりのポンペオ氏とホワイトハウスで会合を持つ予定で、この前後にトランプ氏と英哲氏が会談する可能性がある。(共同)