Monday, June 04, 2018 10:45 AM
トヨタ育児支援の時短拡充 制度定着へ期間従業員活用
トヨタ自動車が育児との両立支援のため時短制度の拡充を検討していることが4日分かった。昼夜交代制の製造現場で夜勤免除の社員にさらに時短を認めるのが柱で、子育て世代に寄り添った制度に改定し離職を防ぐ。夜勤に入るカバー人員は正社員だけでなく、期間従業員も活用し制度定着を促す。
事務系の時短利用者には10月から、子の病気で使える看護休暇を法定より3日増やし年間最大13日とする。働き方改革は産業界共通の課題となっており、日本最大のメーカーであるトヨタの支援拡充で取り組みが加速しそうだ。
新たに時短勤務の対象に検討しているのは、小学4年生までの子どもを持ち、夜勤免除の制度を利用している社員だ。早朝から夕方までのシフトだけに入るが、午前6時ごろから仕事が始まるため保育所へ送り届けることが難しい。利用者は約40人にとどまり、退職を余儀なくされる社員もいた。始業時間を遅くできれば両立しやすくなる。(共同)
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