Wednesday, August 17, 2016 1:17 PM

河村氏、領海侵入に懸念 日本の報道は一方的と中国

 自民党の河村建夫元官房長官、公明党の太田昭宏前国土交通相は17日、訪問先の北京で劉洪才・共産党中央対外連絡部副部長と会談し、沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国公船の動きに懸念を伝えた。劉氏は「日本の報道が一方的なのではないか」と反論した。

 河村氏らは会談で、尖閣を巡る緊張や南シナ海問題について「日本国民は懸念を抱いており、対中感情の悪化につながっている」と指摘。来年の日中国交正常化45周年に向け、対話の機会を増やすべきだとの考えも伝えた。

 中国共産党は10月9、10日に北京で20カ国・地域(G20)の政党要人らが出席する会議を予定している。劉氏はその場に自民党の二階俊博幹事長を招きたいとして、河村氏に招待状を手渡した。(共同)