Tuesday, June 05, 2018 11:41 AM

北朝鮮政策「成果」で自信 トランプ氏、就任500日

 トランプ大統領は4日、就任から500日を迎えた。雇用創出や治安対策、対北朝鮮政策などの「成果」に自信を深め、ロシア疑惑を念頭に仮に罪に問われても自身を恩赦する「絶対的権限」があると主張。「大統領は法を超越した存在だと思っているのか」と懸念する声も上がる。

 「500日目としてはどの大統領よりも成果を上げていると多くの人が思っている」。トランプ氏は4日、ツイッターで大規模減税や規制緩和、不法移民対策を自画自賛した。ホワイトハウスは「朝鮮半島の平和的な非核化を実現するため前例のない地球規模の取り組みを行った」「北朝鮮で拘束されていた3人の米国人が帰国した」ことを、在イスラエル米大使館移転やイラン核合意離脱などと共に「米国が世界で勝利している」成果だとアピールした。

 トランプ氏は支持率が歴代より低いと指摘されるが、一貫して40%前後を保ち、支持層が大崩れしていないのが特徴。11月の中間選挙や2020年大統領選をにらみ、支持者集会を各地で開いて票固めに奔走している。(共同)