Tuesday, June 12, 2018 10:39 AM

BYD、欧州でバッテリー生産検討

 中国の電池・自動車メーカー比亜迪(BYD)は、欧州にバッテリー工場を建設することを検討している。

 ロイター通信によると、BYDバッテリーズのジュリア・チェン国際販売責任者が「欧州を含む国外でのセル生産を検討している」と語った。ただし場所は未定で「市場がある場所ならどこでも可能性がある」という。

 近年は、韓国を中心とするアジアのバッテリー・メーカーが欧州での工場建設に強い関心を示しており、各社とも、自動車メーカーによる車の電動化の加速でバッテリー需要が大幅に高まると見込んでいる。韓国のSKイノベーションはハンガリーに新しいバッテリー工場を建設中で、本格稼働が始まれば年間生産量は容量(電力量)換算で7.5ギガワット時(GWh)分を見込んでいる。2019年下半期には完成し、22年にはフル稼働に達する予定。韓国のLG化学もポーランドでバッテリー工場の建設準備を進めている。

 一方、欧州では、欧州企業が協力してバッテリーの大規模な製造拠点を置く構想が持ち上がっている。

https://www.reuters.com/article/us-autos-batteries-europe-insight/europe-up-against-asian-juggernaut-in-electric-car-battery-drive-idUSKCN1J10MF