Tuesday, June 21, 2016 5:41 PM

アサド政権攻撃派と面会 シリア巡り米国務長官

 ケリー国務長官は21日、オバマ大統領の対シリア政策を批判し、アサド政権への軍事攻撃を求める米外交官らと面会した。国務省のカービー報道官が明らかにした。

 ケリー氏が面会したのは、シリア政策を批判する内部メモに署名した外交官51人のうち約10人。カービー氏はケリー氏が「良い議論ができ、(面会の)価値があったと受け止めている」と説明したが、議論の内容についてのコメントは避けた。

 これほど多くの外交官が政府方針に公然と反対を表明するのは異例で、ケリー氏は異論に耳を傾ける姿勢を示し、批判が広がるのを抑える狙いとみられる。(共同)