Tuesday, June 19, 2018 10:59 AM

米国務長官、再訪朝示唆 非核化なら平和協定締結

 ポンペオ米国務長官は18日、デトロイトで講演し、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が署名した共同声明に基づき、非核化手順を具体化する実務協議を行うため「近く(北朝鮮に)戻ることになるだろう」と述べ、再訪朝の可能性を示唆した。

 また、トランプ氏が金氏に対し、完全非核化の見返りとして、1953年に結んだ朝鮮戦争の休戦協定を転換し、体制保証を与えると約束したと明らかにした。「休戦協定の転換」は平和協定締結を指すとみられる。

 12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談での発言とみられる。両首脳が署名した共同声明は朝鮮戦争終結に言及していないが、トランプ氏は会談後の記者会見で、朝鮮戦争は「間もなく終結するとの期待が持てる」と述べていた。(共同)