Wednesday, June 20, 2018 11:02 AM
米中摩擦、日本企業に影 生産や調達見直し、株安も
米国と中国の貿易摩擦が日本企業にも影を落としている。両国は互いに制裁関税を7月6日に発動する構えで、日本企業は対象品目を精査。米中が絡む生産や調達の体制を見直す動きも一部で出始めた。輸出や投資が停滞することへの懸念から、建設機械や海運といった業種の株価は軒並み下落傾向となっている。
日本の産業界では米中摩擦により即座に大打撃を被るとの見方はまだ少ないが、世界的なサプライチェーン(部品の調達・供給網)への影響など不透明な要素も多い。
事務機器大手の富士ゼロックスは、中国で生産する複写機の消耗品や部品が米国による制裁品目に含まれている。一部は米国に向けて輸出しており、中国から別の拠点に生産を移すことも含め対策を検討している。(共同)
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