Friday, June 22, 2018 11:23 AM
米大手銀35行、健全と判断 FRBストレステスト
米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、大手銀行持ち株会社を対象にした資本に関する健全性審査(ストレステスト)の結果について、対象となった全35行の自己資本が、深刻な金融危機に陥っても最低基準を満たしていたと発表した。
ストレステストは2008年のリーマン・ショックを機に成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)に基づく規制の一環。FRBのクオールズ副議長(金融規制担当)は「世界的な景気後退に対しても資本は高い水準を維持できる」と強調した。
急速な景気悪化により失業率が10%に上昇する過酷なシナリオで、株式などからなる中核的自己資本の比率への影響を試算。全体では昨年末実績の12.3%から7.9%まで低下したが、最低基準の4.5%を下回る銀行はなかった。(共同)
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