Monday, July 02, 2018 12:33 PM
景況感、2期連続悪化 5年半ぶり、大企業製造業
日銀が2日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回の3月調査から3ポイント下落のプラス21となり、2四半期連続で悪化した。原材料価格や人件費の上昇が響き企業心理が冷え込んだ。2四半期連続の悪化は2012年12月調査以来5年半ぶり。米国を発端とする貿易摩擦への警戒感も影響したとみられ、拡大を続けてきた日本経済の先行きに暗雲が広がってきた。
悪化幅は事前の市場予想を上回り、2日の東京株式市場では、日経平均株価の下げ幅が一時、500円を超えた。
3カ月後を示す先行きは横ばいのプラス21を見込んだ。高水準は維持しているものの、世界経済への先行き不透明感から改善予想とはならなかった。(共同)
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