Monday, July 02, 2018 12:34 PM

「女性自認」男性受け入れ 20年度からお茶の水女子大

 お茶の水女子大(東京都文京区、室伏きみ子学長)は2日、戸籍上は男性でも自身の性別が女性だと認識しているトランスジェンダーの学生を2020年4月から受け入れると発表した。文部科学省は「国内の女子大では初めてのケースではないか」としている。同大は近く記者会見を開き、受け入れを決めた理由や入試の際にどのように確かめるかなど、詳細を説明する。

 トランスジェンダーは身体上の性と自分自身が認識する性が異なる人を指し、日本女子大や津田塾大など複数の女子大でもこうした学生の受け入れの検討を始めている。

 女子大関係者によると、近年、米国の女子大がトランスジェンダーの学生の入学を認めたことや、国内自治体による性的少数者(LGBT)のカップル認定など、多様性尊重の流れが強まっていることにより、戸籍上の女性のみを前提としてきた国内の女子大で対応を見直そうとする動きが広がっているという。(共同)