Friday, July 06, 2018 9:35 AM

車の購入では燃費重視〜米消費者、ブランドよりも

 米消費者は新車を購入する際、ブランドやデザインよりも燃費を重視していることが、ロイター通信とイプソスの世論調査で分かった。

 ロイターによると、調査は2018年5月31日から6月15日にかけて行われ、回答者の41%が新車購入時には費用、安全性に次いで燃費が重要と答えた。品質保証やブランド、デザイン、ナビゲーションなどのハイテク機能よりも重視されていた。

 この優先順位は、17年7月に行われた同種の調査結果と大体において同じだった。

 ロイター/イプソス調査では、大統領選でトランプ氏に投票したという回答者の34%が、自動車メーカーには燃費向上に重点的に取り組んでほしいと答えた。その割合は、民主党あるいはヒラリー・クリントン元国務長官に投票したという回答者よりも高かった。

 トランプ政権は近く、車の燃費基準を20年から26年まで凍結するための措置を講じる可能性をほのめかしている。カリフォルニアを含む複数の州は、自動車メーカーが国内で2種類の排ガス基準に対応することを強いられるといった理由からこうした動きには反対を表明している。