Monday, July 09, 2018 11:21 AM
日産、新たな検査不正 排ガス、燃費データ改ざん
日産自動車は9日、出荷前の車を対象とした排ガスや燃費測定試験で測定結果を改ざんする不正行為が見つかったと発表した。走行時間や温度などで試験の条件を満たさず、無効な測定結果を有効とした不正も発覚した。不正は調査した車のうち53.5%に当たる1171台で確認された。国土交通省は9日、日産に対して1カ月をめどに再発防止策を報告するよう指示した。
日産は昨年9月にも国の規定に反して新車の出荷前の最終検査を資格のない従業員にさせていたことが発覚しており、管理態勢の甘さが浮き彫りとなった。
生産や開発などを統括する執行役員の山内康裕CCOが横浜市の本社で記者会見し「検査問題の再発防止を進める中で、こうした事案が発見され、お客さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。同様の不正があったSUBARU(スバル)では社長が退任しており、日産でも経営責任に波及する可能性がある。(共同)
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