Monday, July 09, 2018 11:21 AM
交通寸断で物流混乱 豪雨の企業影響幅広く
西日本豪雨による企業への影響は週明け9日も幅広い業界で続き、宅配便などの物流は道路の冠水や寸断で混乱した。コンビニでは浸水による閉店が続き、部品供給が途絶え操業が再開できない工場が残る。一方でトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)が休止3工場の稼働を再開するなど復旧の動きもみられ、各社は企業活動の正常化に全力を挙げている。
物流では、ヤマト運輸や佐川急便などで、西日本の広い範囲での配送に遅れが出た。日本郵便は広島県などの約60の郵便局が窓口業務を一時休止。アマゾンジャパンは、道路の冠水で岡山県総社市の物流拠点が一時機能停止し、8日に再開したが通常配送できない地域があった。JR貨物によると、貨物列車にも影響が出ており、9日朝までに西日本を走行する列車を中心に400本以上が運休した。
ローソンは広島県などの計20店舗で営業を一時取りやめ、日本マクドナルドも断水により同県などで店舗を休業した。スーパーの業界団体によると、被災各地の店舗で品薄が続いているという。(共同)
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