Tuesday, July 10, 2018 10:09 AM

ノキアと中国移動、人工知能と5Gを共同研究

 ノキア(Nokia)と中国移動(China Mobile)は9日、人工知能と5Gの革新的応用方法を共同研究することで覚書に署名した。両社は合意のもと、杭州に研究所を開設する。

 RCRワイヤレス誌によると、両社は、近未来の通信網を最適化するために機械学習をいかに活用できるかを研究し、また、5Gサービスと新たな末端クラウド電算をいかに提供できるかに焦点をあわせて共同開発する。

 ノキアと中国移動は、オープンRAN(Radio Access Network)と5Gの生態系を杭州の研究所で構築し、第三者業者らとの協業を通して、たとえばクラウド基盤の仮想現実ゲームといった新サービスをいかに効率的かつ効果的に配信できるかを機械学習技術によって最適化する。

 次世代の高速無線通信規格である5Gは、2018年末から2019年にかけて世界主要都市で順次実用化される。現行規格の4Gでは対応しきれないデータ転送を可能にすることから、消費者向けにも法人向けにも次なる段階の機能やサービスの提供を可能にする。

 また、これからさらに遍在化するIoT(Internet of Things)機器類から集められるデータを末端(現場)で機械学習によって解析して、解析結果を現場で即反映させた機能を5Gによって可用化させることも可能となる。

https://www.rcrwireless.com/20180709/5g/nokia-china-mobile-ink-deal-research-artificial-intelligence-5g-tag23