Tuesday, July 10, 2018 10:52 AM
英ジョンソン外相辞任 政権に痛手、交渉に影響も
英国のジョンソン外相が9日、メイ首相に辞表を提出、受理された。8日にはデービス欧州連合(EU)離脱担当相が辞任しており、デービス氏と同様に離脱を巡る基本方針への批判が理由とみられる。2016年7月のメイ政権発足以来、重要ポストを務めてきた2閣僚の辞任は大きな痛手。膠着状態の対EU交渉への悪影響も避けられない。
メイ氏はジョンソン氏の後任にハント保健・社会福祉相(51)を任命した。日本で英語教師をした経験もある日本通で、EU離脱を巡っては比較的穏健な立場。メイ氏は10日、ハント氏らを交えて新しい顔ぶれによる閣議を開催した。自身への支持と結束を訴えたもようだ。
基本方針は、離脱後もEUとの関係を重視する穏健路線への転換を図るもので、メイ氏が6日の特別閣議に提案しとりまとめた。(共同)
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