Friday, July 13, 2018 12:06 PM
反差別を強く訴えるW杯に FIFA、ロシア大会で
各大会で反差別キャンペーンを展開する国際サッカー連盟(FIFA)は、ワールドカップ(W杯)ロシア大会でも多様性を受け入れることの大切さを強く訴えている。11日には討論会を開催。元カメルーン代表のジェレミ氏が「私は差別の犠牲者だった。現役時代、ピッチに入るのが怖かったこともある」と告白し、FIFAの姿勢を支持した。
今大会は実施試合でも大きな変化が見られる。その一つが、初導入の「差別監視システム」。1次リーグのドイツ戦で、メキシコのサポーターが相手GKノイアーに対して同性愛者を侮辱する言葉を発したほか、アルゼンチンやクロアチアのサポーターの暴力行為なども発生。各協会が罰金などの制裁を科された。
3月に行われた親善試合ではロシアのサポーターがフランスの黒人選手にサルの鳴きまねのかけ声を浴びせてFIFAに制裁を受けた。ただ、W杯が始まると、懸念されたロシアのファンによる深刻な人種差別行為は報告されていない。(共同)
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