Monday, July 16, 2018 12:02 PM

米露首脳、緊張緩和目指す トランプ氏、核軍縮に意欲

 トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が16日、ヘルシンキのフィンランド大統領公邸で会談した。トランプ氏は核軍縮の協議に意欲を示した。シリア情勢の安定化も議題。冷戦終結後、最悪のレベルまで冷え込んでいる米露関係を改善し、緊張緩和へ局面を打開できるのか注目される。

 国際会議に合わせた両者の会談はあるが、独立した機会を設けた公式会談は初めて。一対一の会談は予定の90分を超え、2時間以上に及んだ。その後、ポンペオ国務長官ら側近を交えた拡大協議に移行し、会談後に共同記者会見。

 トランプ氏は会談冒頭「ロシアとうまく付き合うことは良いことであり、悪いことではない」と述べ、プーチン氏は「2国間関係や世界のさまざまな問題を議論するときが来た」と語った。(共同)