Tuesday, July 17, 2018 11:35 AM
チーズ、ワインは値下げへ 家計に恩恵、酪農は試練
日本と欧州連合(EU)が署名した経済連携協定(EPA)が発効すれば、チーズやワインなどの輸入食品は値下がりが見込まれる。家計には恩恵が広がる半面、酪農家は厳しい競争にさらされそうだ。一方、現在はEUが高関税を維持している自動車は、関税の引き下げで輸出拡大が期待できる。
EUはチーズの生産地として名高い。日本は現在最大40%の関税をかけているが、輸入の優遇枠を設定する。枠は2万トンからスタートし、16年目に3万1千トンにまで拡大し無税となる。日本で人気のモッツァレラやカマンベールも優遇枠の対象だ。単純に関税額を差し引けば、小売価格が最大で2割程度安くなる可能性がある。
環太平洋連携協定(TPP)では、モッツァレラとカマンベールは関税を維持しただけに、EUに対してより市場を開放した形だ。(共同)
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