Wednesday, July 18, 2018 11:34 AM
受動喫煙防止法が成立 職場、飲食店は原則禁煙
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が18日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。多くの人が集まる建物内を罰則付きで原則禁煙とする初の法律で、飲食店や職場などさまざまな組織で対応が迫られる。東京五輪・パラリンピック開催前の2020年4月に全面施行する。
例外規定によって、飲食店の55%で喫煙が認められるとの試算があるなど「規制は骨抜き」との批判も根強い。国民の健康を守るため、法に実効性を持たせていくことが課題となる。
計画では、まず来年夏をめどに病院、学校、行政機関、保育園が屋内完全禁煙となる。20年4月からは、最も受動喫煙することが多い場所とされる飲食店や、職場、ホテルのロビー、遊興施設、船、鉄道などが原則禁煙となる。これらの施設では、煙が外に漏れない「喫煙専用室」での喫煙は認めるが、場所や費用の問題から設置せずに禁煙を選択する例が増えるとみられる。(共同)
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