Wednesday, July 18, 2018 11:34 AM

記録的猛暑、岐阜で40度超 搬送2392人、8人死亡

 日本列島は18日も高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。岐阜県多治見市では40.7度を記録し、今年の全国最高気温に。同県美濃市でも40.6度になった。熱中症とみられる症状で救急搬送された人は共同通信の集計で全国2392人に上り、8府県で8人が死亡した。厳しい暑さは19日も続く。気象庁は高温注意情報を出し、水分や塩分の補給、室温の適切な管理など熱中症を予防する対策を呼び掛けた。

 総務省消防庁は18日、9〜15日の1週間に熱中症で全国の9956人が搬送されたとの速報値を発表。西日本豪雨で被災した岡山や広島を含む11府県で12人が死亡した。東京消防庁は17日の救急隊の出動件数を発表、速報値で2900件になった。1日の件数では救急業務を始めた1936年以降で最も多かった。熱中症による搬送者が増えたためとみられている。

 気象庁によると、国内で40度を超えたのは高知県四万十市で41.0度になった2013年8月以来。7月に40度を超えたのは甲府市で40.4度を記録した04年7月以来。(共同)