Monday, July 23, 2018 10:21 AM

トヨタ、通信・情報処理技術の子会社を吸収

 トヨタは、日本と米国で通信・情報処理の研究開発を担当する2社を2019年3月末までにそれぞれトヨタ本体と、北米トヨタ(MNA)に吸収する。日本ではトヨタIT開発センター(ITC日本)をトヨタの社内会社「コネクティッドカンパニー」に、米国ではITC日本の米子会社トヨタ・インフォテクノロジー・センターUSA(ITC米国)の研究開発業務をMNAに組み込む。

 トヨタのプレスリリースによると、自動運転技術の開発やモビリティサービス関連の事業進展が加速する中、同社は今回の業務融合によって、顧客の要望に合うサービスを提供するためコネクテッド技術の開発の加速と早期実用化に取り組む。

 トヨタは2001年、新しいバリューチェーンの構築を目指してITC日本、ITC米国を設立した。両社は現在、主にコネクテッドカーのサービス向上に直結する大規模情報処理技術や高速ネットワーク技術などの「通信・情報処理」領域の先端・応用研究に特化して取り組んでいる。