Tuesday, July 24, 2018 11:33 AM

米電力会社にサイバー攻撃 ロシアのハッカー、停電可能に

 ウォールストリート・ジャーナルは23日、ロシア政府とつながりのあるハッカーが米国の電力会社の中枢ネットワークに侵入、大規模な停電を引き起こすことが可能な状態だったと報じた。サイバー攻撃は2016年に表面化し、現在も継続中の可能性があるという。米政府当局者の話としている。

 同紙によると、国土安全保障省は23日、電力会社の管理担当者らに攻撃について説明した。被害を認識していない企業もあり、対策が急務となっている。

 ハッカーはまず電力会社よりも規模が小さく、セキリュティーが甘い関連会社を狙い、偽サイトに誘導してIDなどを入力させるフィッシングメールなどを使いネットワークに侵入。そこから電力会社のシステムにアクセスしていた。(共同)