Tuesday, July 31, 2018 11:02 AM

デンソー800億負担増も 米輸入制限発動で試算

 トヨタ自動車グループの部品大手デンソーは31日、名古屋市で開いた決算会見で、トランプ政権が検討中の自動車や部品に高関税を課す輸入制限が発動された場合、年間で700億〜800億円程度の負担増になるとの試算を明らかにした。松井靖常務役員は「大変な懸念材料だ。公平な貿易ルールが維持されるのを願っている」と話した。

 米国が既に発動した鉄鋼とアルミニウムへの輸入制限では年間で20億円程度、知的財産権侵害を理由とした中国からのハイテク分野などの輸入品に対する制裁関税では20億〜30億円程度の影響が出るとの見通しも明らかにした。(共同)