Tuesday, July 31, 2018 11:04 AM

総裁選挑戦は責務ー石破氏 参院竹下派、吉田氏に一任

 自民党の石破茂元幹事長は31日、大阪市で講演し、9月の党総裁選について「全身全霊をかけた準備ができれば、総裁選に挑まなければならない。それが政治家としての自分の責務だ」と、立候補へ決意を表明した。竹下派参院議員は石破氏支持を巡って協議し、吉田博美参院幹事長に対応を一任した。二階派は韓国・ソウルで研修会を開催。二階俊博幹事長が連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)に「絶対の支持を表明する」と強調した。

 石破氏は共同通信きさらぎ会での講演で、野党転落時の2010年に改定した党綱領に、党を「国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる」と位置付けていると紹介。「今はそうなっていると国民は評価しているだろうか。私は綱領に誠実でありたい」と訴えた。

 「無投票になれば党員の意思が全く示されないことになる」として、複数候補による選挙戦の必要性も指摘した。(共同)