Wednesday, August 08, 2018 11:00 AM

イラン、北朝鮮と結束強化 制裁再発動の米を批判

 イラン訪問中の北朝鮮の李容浩外相が8日、首都テヘランでロウハニ大統領と会談した。両国の結束強化で合意するとともに、核合意離脱に伴い対イラン制裁を一部再発動したトランプ政権を批判、連携して対処していく方針で一致した。イラン大統領府が発表した。

 ロウハニ師は会談で「イランと北朝鮮は多くの重要課題で互いを支援してきた」と友好関係を強調した。米国の核合意離脱に触れ「近年の米政権の行動によって、世界中で米国は信頼できない国と見なされている」と指摘し、米国以外の国々が連携を強めて対抗する必要があるとの考えを示した。

 李氏は「北朝鮮はイランとの関係を深め、単独行動主義に立ち向かう」と述べた。米国の核合意離脱と制裁再発動は「国際的なルールに反した行動」と批判した。(共同)