Thursday, August 09, 2018 9:38 AM

マニエッティ、仏ソフトウェア企業を買収

 フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の自動車部品部門マニエッティ・マレリは、フランスを本拠に自動運転車向け認識ソフトウェアを制作するスマートミーアップ(SmartMeUp)を買収する。

 オートモーティブ・ニュースによると、スマートミーアップは、センサーの信号を基に車の周囲の3D(3次元)デジタル地図を作成して、近くにある物体の動きを追跡するソフトを開発している。マニエッティによる買収手続きは2018年10〜12月期に完了する見通し。

 マニエッティのピエトロ・ゴルリエCEOは「この買収は、ライダー(光による検知・測距装置)専門のレダーテック(LeddarTech)や長年をかけて構築している照明、エレクトロニクス事業への投資と合わせて、センサーや知覚分野に重点を置いた自動運転分野における当社の貢献を強化する」と話している。

 マニエッティによると、スマートミーアップのソフトが他の情報処理ツールと異なるのは、発熱量が少なく電算に多くの電力を必要としない点で、大規模な起動が可能だという。

 マニエッティは照明、パワートレイン、エレクトロニクス分野の部品を生産しており、20カ国に約4万3000人を雇用している。

http://www.autonews.com/article/20180801/OEM10/180809948/1528