Thursday, August 09, 2018 10:25 AM

石破氏10日立候補表明 自民5派が首相続投支持

 自民党の石破茂元幹事長は9日、自身が率いる石破派(20人)会合で、10日に総裁選への立候補を正式に表明する意向を明らかにした。一方、石原派(12人)は3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)を支持する方針を決定。竹下派(55人)は衆参で対応を分け、事実上の自主投票にすることを正式決定した。これで全派閥の対応が固まり、7派閥のうち竹下派と石破派を除く5派閥が首相を支援することになった。

 野田聖子総務相は推薦人集めが難航しており、首相と石破氏の一騎打ちになる公算が大きくなっている。総裁選は経済や憲法、党運営の在り方を争点に論戦が熱を帯びそうだ。

 石破氏は9日の派閥会合で「あす総裁選に向けての私の思いを申し上げたい」と言明。「総裁選びは首相選びだ。党員や国民に憲法や安全保障、経済政策、党運営でどんな考えを持ち、どこが違っているか、理解してもらう努力が必要だ」と述べた。石破氏は竹下派の参院側(21人)の大半が支持に回ることになり、45人前後に達する見込みだ。(共同)