Monday, August 13, 2018 11:06 AM
泰緬鉄道を世界遺産に タイ、日本人の感情忖度も
第2次大戦中、旧日本軍がタイとビルマ(現ミャンマー)間に建設し、映画「戦場にかける橋」でも描かれた泰緬鉄道を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録する動きがタイで始まっている。だが親日国タイでは日本人の感情を忖度し、国際的に知られている「死の鉄道」の表現の使用に関し、賛否両論が出ている。
「人類が二度とこのような過ちを繰り返さないようにすることが登録の目的だ」。タイ西部カンチャナブリ県で7月22日に開催された住民対象の公聴会で、政府の文化担当者が説明した。
全長約400キロの泰緬鉄道は1942年の着工から1年余りで開通。連合国軍の捕虜やアジア人労働者らが動員され、過酷な労働やマラリアで10万人以上が死亡したとされる。(共同)
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