Monday, August 13, 2018 11:10 AM

9月に南北首脳会談 平壌で、日時決まらず

 韓国と北朝鮮は13日、閣僚級会談を軍事境界線のある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開き、文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の間で3回目となる首脳会談を9月中に平壌で行うことで合意した。具体的な日時は決められなかった。南北は4月の首脳会談で今秋の平壌での首脳会談開催で一致していた。

 北朝鮮は最近、南北間の経済協力が国際社会の対北朝鮮制裁のため進展していないことに批判を強めており、今回の会談でも改めて不満を示したとみられる。首脳会談の日時も、米国が難色を示す朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦宣言実現や経済協力に取り組むよう韓国をけん制する狙いで、北朝鮮が確定に応じなかったとみられる。

 韓国取材団によると、北朝鮮首席代表の李善権・祖国平和統一委員会委員長は会談で「今回提起した問題が解決されなければ予想もしないことが起きる可能性がある」と警告。一方で「9月に平壌で会えることを期待している」とも述べた。(共同)