Tuesday, August 23, 2016 5:57 PM

治療でスーダン滞在 南スーダン元反政府トップ

 南スーダンの元反政府勢力トップのマシャール前副大統領が治療目的で隣国スーダンに入国し、首都ハルツームに滞在していることが分かった。スーダン政府高官の話としてロイター通信などが23日伝えた。

 どのような治療を受けたのかは不明だが、スーダンのオスマン情報相は「現在、容体は安定している」と述べた。マシャール氏は南スーダンの首都ジュバで7月上旬に大規模な戦闘があった後、ジュバ市外に拠点を移し、隣国コンゴ(旧ザイール)に避難していた。脚を負傷したとの情報もあった。

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)には陸上自衛隊の施設部隊も参加。国連安全保障理事会は今月12日、ジュバの治安回復に向け、PKOに周辺国から約4000人の増派部隊を投入する決議を採択した。(共同)