Wednesday, August 15, 2018 11:15 AM

閣僚靖国参拝2年連続ゼロ 関係改善へ中韓に配慮

 終戦の日を迎えた15日、安倍内閣の閣僚は東京・九段北の靖国神社への参拝を昨年に続き2年連続で見送った。安倍晋三首相も参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納した。中国や韓国に配慮し、関係改善の流れを加速させたいとの意向が働いたとみられる。

 8月15日の閣僚による参拝は、第2次安倍政権発足以降、2013年から4年続き、昨年初めてゼロとなった。首相の玉串料の奉納は6年連続。

 今年は、日中平和友好条約調印40周年という節目に当たる。首相は9月の自民党総裁選で連続3選を図った上で、10月の訪中を目指している。北朝鮮による拉致・核・ミサイル問題の解決に向け、韓国との緊密連携も欠かせないことが背景にある。(共同)