Monday, August 20, 2018 11:17 AM

総裁選9月20日投開票へ 自民執行部きょう決定

 自民党は21日、総裁選挙管理委員会や総務会を開き、総裁選日程を「9月7日告示- 20日投開票」と正式に決定する。地方票となる党員・党友の投票条件をこれまでの「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げることも確認する。連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁)と、既に立候補を表明した石破茂元幹事長による一騎打ちとなる公算が大きく、2012年以来の選挙戦が本格化する。

 首相は20日、山梨県の別荘からいったん東京都内に戻り、日本や台湾、フィリピンなどアジアの地方議員が参加した会議に出席した。保守系団体「日本会議」に関係する地方議員が主催しており、党員・党友票獲得につなげる意味合いもあるとみられる。首相は来週中に出馬を表明する方向で調整している。

 石破氏は地方行脚を加速させる。22日には北海道に入り、その後は福島、滋賀、静岡などが訪問先の候補となっている。憲法や経済、社会保障といった政策テーマで論戦を仕掛け、森友、加計学園問題を念頭に首相の政治姿勢への批判も強める。(共同)