Friday, August 24, 2018 11:07 AM

パラ入場券900円から 最高15万円、東京組織委

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は24日、パラリンピックの入場券価格を発表し、ゴールボールやボートなど4競技が最も安価な900円からの設定となった。全ての競技で最低価格は2400円以下で、親子連れなどが気軽に観戦できるよう配慮した。19年夏から一般販売を開始する予定。

 最高額は競技では人気の高い車いすバスケットボールと競泳の7000円。これらは組織委が比較の参考にした12年ロンドン大会で最も高かった約6500円を上回り、組織委は「パラリンピックの人気や価値の高まりを反映した」とした。マラソンやボッチャ、柔道は国内での人気や認知度を考慮してロンドン大会よりも高めにした。開会式は8000円からで最高は15万円。

 企画チケットでは、五輪同様に、予選などを中心に子どもや高齢者、障害者を含む2〜10人程度の「グループ向け」を用意する予定で、これらは900円を下回る可能性がある。平日や昼間の競技を中心に、自治体や学校単位で購入できる低価格の「学校連携観戦プログラム」も実施する。組織委は既に多くの自治体から希望が寄せられているとし、今後、問い合わせ窓口を設ける予定。(共同)