Friday, August 31, 2018 10:52 AM

塚原夫妻がパワハラに反論 調査結果も踏まえ進退検討

 2016年リオデジャネイロ五輪体操女子代表の宮川紗江選手(18)のパワハラ告発を受けた日本協会の塚原千恵子女子強化本部長と塚原光男副会長は31日、訴えに対する見解を文書で発表し「宮川選手を脅すための発言はしていません」と否定した。一部に不適切な言動や落ち度があったことは認め「心を深く傷つけてしまったことを本当に申し訳なく思っております」と謝罪もした。

 協会は30日に緊急の対策会議で第三者委員会を設置し、パワハラの有無を調査することを決定。塚原夫妻は調査結果なども踏まえ、進退については関係者と協議することを検討するとした。

 宮川選手は所属の垣根を越えて鍛える20年東京五輪強化プロジェクト参加を当初拒んだことで「五輪に出られなくなる」などと圧力をかけられたと主張している。塚原女子強化本部長は同選手の最近の成績が振るわず、足首のけがもあったことで「このような成績や現状のままだと五輪に出られなくなるわよ」という趣旨で伝えたことはあるとし、脅すような言い方ではないと強調した。(共同)