Thursday, August 25, 2016 10:03 AM
日本の自然災害リスク17位 地震、水害で欧米より高く
日本は自然災害への対処能力は高いが、地震や水害に見舞われることが多いため、国民が被害を受けるリスクは他の先進国に比べてはるかに高いとする報告書を、国連大学のチームが25日発表した。日本は調査した171カ国のうちリスクが高い順で17位。欧米の先進国の多くは100位より下だった。
上位には南太平洋の島国バヌアツや南アジアのバングラデシュなど発展途上国が並んだ。こうした国々の対処能力を高める支援が求められる一方で、日本も備えがさらに必要なことを示した。
国連大学のマティアス・ガルシャーゲン博士は「日本は技術的に非常に高い対処能力を持つが、東京電力福島第1原発事故では自然災害に伴う被害が連鎖的に拡大しうることが示された。単に技術面だけでなく、人材育成やリスクコミュニケーションの充実が課題だ」と話している。(共同)
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