Friday, September 14, 2018 10:34 AM

大谷選手19年投手出場なし 二刀流は再来年とエ軍監督

 大リーグ、エンゼルスのマイク・ソーシア監督(59)は13日、投手復帰に1年以上かかるとされる右肘の靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を医師から勧告されている大谷翔平選手(24)について「来年は投げない」と明言し、投打の「二刀流」復活は2020年シーズンになるとの見方を示した。アナハイムの本拠地エンゼルスタジアムでのマリナーズ戦前に日米の報道陣の取材に応じた。

 大谷選手は手術を受けるかどうか態度を保留しており、この日も対応はなく結論を持ち越した。ソーシア監督は手術の有無は明言せず「翔平は医者と話し合いながら将来にベストな選択をする」と話すにとどめたが、投手復帰に向けたプランで監督の発言が先行する形になった。

 6月に右肘の内側側副靱帯を損傷した大谷選手は2日に約3カ月ぶりに投手復帰したが、三回途中2失点で負け投手になった。5日に磁気共鳴画像装置(MRI)検査で右肘靱帯に新たな損傷が判明。7日に今季中の手術は否定し、打者出場を続けるとした。ビリー・エプラー・ゼネラルマネジャーと今後の治療方針を協議した10日は結論が出なかった。(共同)