Friday, September 14, 2018 10:39 AM
北海道、節電目標取りやめ 連休明けから、経産相表明
世耕弘成経済産業相は14日、地震による北海道内での平日の節電に関し、平時の「2割」としてきた数値目標の設定を連休明け18日から取りやめると発表した。揚水式の水力発電所の再稼働などで供給力が上積みできたため、家庭や企業に一律の数値を示した従来の要請を緩和。地域を区切って電気を順番に止める計画停電も「当面実施する必要はない」と語った。
道内では冬にかけて暖房の電力消費が膨らんでいく一方、老朽化した火力発電への依存度がしばらく強まる。道全体の需要を平時より1割ほど減らす必要性は変わらないとして、できる限りの節電を呼び掛ける。
世耕氏は記者団に「子供や高齢者の体調に影響が出ず、ライフスタイルに変更がない範囲での節電をお願いしたい」と説明した。被災した苫東厚真火力発電所(厚真町)の1号機が9月末に復旧すれば「例年のような、無理のない節電協力になる」と見通した。(共同)
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