Friday, September 14, 2018 10:39 AM

安倍首相「改憲へ挑戦」 石破氏「地方経済を再生」

 自民党総裁選(20日投開票)で一騎打ちとなった安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は14日、日本記者クラブ主催の討論会に出席した。安倍氏は「戦後70年、一度も行えなかった憲法改正に挑戦し、日本の新しい時代を切り開いていく決意だ」と強調。石破氏は経済政策アベノミクスの見直しを求め「地方、中小企業、農林水産業が持つ大きな潜在力を最大限に引き出すことが必要だ」と地方経済の再生を訴えた。政治姿勢の在り方を巡っても応酬した。

 両氏は続いて、党青年局・女性局主催の討論会に参加。安倍氏のロシア訪問で中断されていた論戦は4日ぶりに再開した。

 安倍氏は政権を担った約5年9カ月の経済や外交の実績を挙げ「日本の新しい国造りに挑戦したい」と表明。社会保障に関し、65歳以上の雇用継続の仕組みや、70歳を超えての年金給付開始を選択できるようにするといった制度改革を今後3年間で行う考えを示した。(共同)