Monday, September 24, 2018 10:38 AM
貿易の成果文書案提示へ 日本、通商交渉入り視野
茂木敏充経済再生担当相はニューヨークで24日（日本時間25日）、ライトハイザー米通商代表と閣僚級の貿易協議を開く。日米の協力強化に向けて2国間の通商交渉入りを視野に、今後目指すべき方向性を示す成果文書案を米側に提示する予定だ。
成果文書案では、日米の貿易や投資の拡大を図るための基本方針を盛り込む。日本側は環太平洋連携協定（TPP）に米国を引き戻したいが米側は日米の自由貿易協定（FTA）を志向し、溝は深い。このため最終的にFTAを目指すか、多国間の枠組みにするかは明示しない考え。分野別の関税削減にも踏み込まない。
貿易協議は2日間に及ぶ可能性もある。閣僚で話し合った内容を踏まえ、26日（日本時間27日）に予定する日米首脳会談で決着を図る。首脳会談には茂木氏とライトハイザー氏のほか、麻生太郎副総理兼財務相も出席する見通しだ。（共同）
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