Friday, September 28, 2018 11:30 AM

北海道地震を激甚指定 復旧見込み額1000億円超

 政府は28日の閣議で、北海道の地震と台風19、20、21号などに伴う豪雨被害をともに激甚災害に指定することを決めた。地震の復旧見込み額は公共土木施設と農業関連を合わせて1千億円を超えた。道路や橋、農業関連施設などの復旧事業に対する国の補助率を1〜2割程度引き上げ、被災自治体の財政負担を軽減し、支援を加速する。

 菅義偉官房長官は記者会見で「被災者が一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻せるよう、国と自治体が一丸となって復旧復興に取り組む」と述べた。本年度に発生した災害の指定決定は、西日本豪雨を含む大雨に続く2回目となる。

 内閣府の19日時点の集計によると、北海道地震の復旧見込み額は公共土木施設が956億円、農業関連が63億円。豪雨被害は公共土木が新潟県粟島浦村で4億7000万円、農業が和歌山県新宮市で1億1000万円など。(共同)